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  • 執筆者の写真山本雄士ゼミ学生スタッフ

開催報告:2020年度第7回〜プライマリ・ケアの革新から考える医療戦略の全体像〜

去る11/14(土)、本年度第7回となるゼミを、対面とオンラインのハイブリッド方式にて開催いたしました。対面約15名・オンライン約25名の計約40名の方にご参加いただき、常に挙手と発言の絶えない活発な議論の得られた回となりました。

今回で2回目となるハイブリッド開催では、

  • ディスカッション時にオンライン参加者の方を対面会場の方より先に指名する

  • 対面会場でご参加の方の発言の様子を撮影し、オンライン参加者の方に見えるようにする

など、前回からの改善点を取り入れ、対面サイドとオンラインサイドとの距離感が縮まったとのフィードバックをいただきました。


さて今回のゼミでは、米でプライマリ・ケアのクリニック・グループを運営するオーク・ストリート・ヘルス(OSH)を扱いました。OSHは、患者さん(会員)一人あたり定額の人頭払いで収入を得る一方、高次医療も含め患者さんに生じたすべての医療コストを引き受けることにより、疾患の発生・重症化のコストリスクを制御することが利益に繋がる構造を作りました。このような医療提供者と保険者が一体化した性格を持つ機関として、診療情報の構造化を行う専門職を含む多職種チームや、様々な来院しやすい仕掛けを取り入れることにより、診療実績と財務の両面で成功できたのです。

最後に、今回は久しぶりに学生スタッフの多くが日本橋に集まることのできた回となりました。今年度の通常ゼミも残り3回ですが、ご参加いただいた方に最大限の学びの価値を提供できるよう、今後とも努めて参ります。


次回は1/23(土)、「新しい医療の価値を創造する:アントレプレナーシップと起業のノウハウ」です。アメリカで臍帯血バンクを運営するベンチャー企業の発展過程から、ビジネスモデルの作り方や資金調達など、起業にまつわる諸論点を考えます。開催方式については引き続き、対面とオンラインのハイブリッド形式を予定しておりますが、新型コロナウイルス感染症の状況によってはオンラインのみの開催とさせて頂く場合がございますので、予めご了承ください。お申し込み開始はしばらくお待ち下さい。次回でもみなさまと熱いディスカッションができることを楽しみにお待ち申し上げております。


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