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  • 執筆者の写真山本雄士ゼミ学生スタッフ

開催報告:2019年度第6回〜企業の健康経営戦略〜



【第6回 山本雄士ゼミ ご報告】

10/26に開催いたしました、第6回ゼミのご報告をさせていただきます。

ケース:"Pitney Bowes: Employer Health Strategy"

プレゼミでは健康経営のメリットおよび従業員が不健康であるデメリットをケースの内容を交えながら会計学経営学的見方より共有しました。 その後、保険の種類やビジネスモデルの基本についてミニ講義しました。


本ゼミでは医療に関係するプレイヤーを整理し、日本の医療現場や自治体における矛盾について議論しました。 次に各プレイヤーの関係性を意識した上で、キャッシュの流れという観点から自治体や経済界、選挙制度まで話を広げ日本特有の医療制度の問題点を議論・整理しました. その後従業員が病気にならないためのピツニーボウズの施策から、健康行動を促進するために必要な要素を整理しました。またそのためのインセンティブ設計についてディスカッションしました。周囲の環境、食/運動、インセンティブ、教育の観点から予防医療をどう社会実装していくか議論していきました。 その中で健康な人はわざわざ健康を意識しないという予防医療の根源的な難しさを再確認した上で、健康が”個人へ”か”社会へ”かの両極端なアプローチしかしていなかった中で、健康が「個人」にとどまらず「コミュニティ」にも存在し重要であると考える近年の動きに触れました。健康についての教育はコスト感覚のある企業単位で行われていくことが多く、従業員の健康増進は企業にとってヒトという有形資源への投資という視点で重要であるというのを強く確認しました。環境などへのCSR的活動よりも一事業としてゴールを持って従業員の健康を増進するのが成功のカギとなるという近年の健康経営の在り方を学び、ゼミは終了しました。

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