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  • 執筆者の写真山本雄士ゼミ学生スタッフ

開催報告:2020年度第10回〜医療の価値が生み出されてから届くまで〜

2/20(土)に、今年度10回目、そして本ゼミが始まって以来100回目のゼミが開催されました。COVID-19感染状況を鑑み、先月と同様にファシリテータと配信スタッフのみ日本橋会場に集まり、Zoom上でのオンラインディスカッションといたしました。機材のトラブル等もありましたが,社会人と学生で合計20名超の方にお集まりいただき、盛り上がった会となりました。




今回のゼミでは、Pitney Bowes(PB)が従業員に対して行なってきた健康戦略に関するケースを扱いました。


まず初めに、なぜ企業にとって従業員の健康が大切なのかという点を、企業の業績や医療費の負担についてのディスカッションによって確認しました。そして、従業員に「健康でいた方が得である」と思わせるためにどういったインセンティブ設計をするべきか,という問いかけがありました。ここでは,PBの取り組みを読み解きながら,「病気は治るもの」という誤解や,薬のアドヒアランスに関する医療提供者と患者さんでの感覚の乖離などがあり,これらを意識してコミュニケーションをするべきであるという,現場でともすれば忘れてしまいがちな視点を再確認することが出来ました。


「医療の価値」とはそもそも何か。また、それを実社会のなかで「生み出し」、「届ける」とはどういうことなのか。医療というサービスの本質的な部分に問いを立て続け、非常に濃厚な会となりました。


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