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  • 執筆者の写真山本雄士ゼミ学生スタッフ

【山本雄士ゼミ参考書のご紹介!】 「医療戦略の本質 価値を向上させる競争」M. ポーター & E. ティスバーグ 著 日経BP社 2009年

更新日:2020年4月11日


医療の消費者に最大の「価値」-コスト1ドルあたりの健康上のアウトカム-を届けるため、医療機関や保険者など医療業界の各プレイヤーがどのようにライバルと切磋琢磨してゆけばよいのか、ハーバード・ビジネス・スクールの看板教授が紐解きます。 ポーターらが唱える競争の鍵になるのは、「患者にとっての価値に基づいて競争すること」「病態を軸とし、ケア・サイクル全体で競争すること」「その環境づくりのために、診療実績に関する情報を公表すること」。ここで言う競争とは、1つの医療機関がトップに立つために他を蹴落とすようなゼロ・サム競争ではありません。むしろ、他の医療機関や保険者の優れた取り組みを見習い、それを上回る価値を消費者に提供できるサービスを開発することを通して、プレイヤー同士が切磋琢磨しながら優れた医療を目指す環境のことを指しています。 著者のポーターは、山本氏がハーバード・ビジネス・スクール留学時に師事した教授でもあり、山本雄士ゼミのエッセンスはこの1冊に凝縮されています。年度途中に初参加するが不安な人には、医療業界の基本知識を。しばらくぶりの人には、以前ゼミで学んだことの復習を。ケースディスカッションに慣れた経験者の人には、豊富な事例から新たな学びを。ゼミに参加したことのある人もそうでない人も、一度本書を手に取ってみませんか。


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