「山本雄士ゼミって名前は聞いたことあるけど、何をやってるのかよく分からない...」という人のための、「初めての山本雄士ゼミ」シリーズ第1弾。今回は、年間を通してどのようなことを学べるのかご紹介します。
Q: 何をやってるのかよくわからないので、ひとまず自己紹介をしてください...
A: 山本雄士ゼミは、「いまの医療に違和感や問題意識を感じ、よりよい医療を創りたいと思う人たち」を対象に、「違和感を出発点に思考と行動を続け、医療に変革をもたらすリーダーとなるのをサポートする」ことを目的とした、医療とマネジメントの接点を追究する学びのコミュニティです。
ビジネス・スクール流の手法で、医療の業界構造、経営戦略論、病院経営、医療政策論、組織行動論、リーダーシップ・スキル、ベンチャー論など、医療の変革に必要なマネジメントの知識とスキルを1年かけて習得していきます。
Q: なるほど...。もう少し詳しく。
A: 山本ゼミが提供する内容は、Knowing, Doing, Beingの3つのキーワードを用いて整理できます。これら3つの要素を、各回のテーマに応じて最適なバランスで配分した3時間をお届けします。
Knowing: 医療の価値が生まれて目の前の人に届くまでの全体像、医療業界の構造、体系化された経営理論などに関する知識を、主として講義形式で学びます。
Doing: ケース・スタディにより提示される特定の状況で意思決定の訓練を繰り返すことにより、経営の実践の要となる組織行動・リーダーシップ、戦略・マーケティングに関する実践知を習得します。世界中のビジネス・スクールで用いられている、ケースディスカッションと呼ばれる授業形式です(詳細はこちらの記事をご覧ください)。
Being: ゼミは1つのコミュニティです。各回のゼミでのディスカッションや、医療界で活躍するリーダーの様々な価値観に触れる過程を経て、自身のリーダーシップ・スタイルを確立するとともに、キャリア形成についても考えを深めます。
各回ゼミの詳しい内容をお知りになりたい方は、ブログ記事のアーカイブに2019年度の全10回+出張ゼミ(岡山-9月)の開催報告も掲載しておりますので、どうぞご覧ください。
Q: ビジネス・スクール流のゼミってことは、お金もうけの話をしてるの?
A: 素晴らしいご質問です。確かに、ビジネス・スクールで用いられている、実際の企業を描いた事例研究を使っているので、お金の話はたくさん出てきます。でも、「いかにお金をたくさん儲けるか」はゼミの主たるテーマではありません。 顧客が欲しいと思うモノやサービスを提供して、それの対価を得る。様々な制度・組織文化・教育過程で見えづらくなっていますが、医療においてもこの基本的な見方は当てはまるのではないでしょうか。その上で、自分たちの提供するサービスの価値をどのように定義し、どのように最大化し、どのように提供していくのか。これが、ゼミで扱われる大きなテーマの1つです。ある有名な経営家も言う通り、利益は、自分たちの提供するサービスが顧客にとって妥当なのかを判断する基準であり、それ自体が目的ではありません。
Q: 山本ゼミって他のいろんな勉強会の中で埋もれてない?山本ゼミでしか学べないことってあるの?
A: 山本ゼミでしか学べないこととして最も重要なのは、「では、あなたはどうするのか?」という問いでしょう。 ケース・スタディでは、海外の先進医療機関・保険会社・製薬企業、医療制度改革などを扱います。しかし、それに関する知識を得ることが最大の目的ではありません。 ケースディスカッションで頻繁に講師から立てられる問いは、「では、あなたが組織のトップと仮定して、この優れた〇〇を実現させるためにどうするか?」「では、あなたの今の立場で、いまあなたが述べた〇〇をするにはどのような段取りを立てる必要があるか?」といったもの。つまり、理想像を描くだけで終わらせず、徹底して実践志向なのです。それも、「〇〇したほうがいいですよね」と講師が意見を述べて終わりではなく、参加者のみなさんが各々でどう実践するかを考える場なのです。 講義で知識を得るだけで終わらせない。理想像を考えるだけでも終わらせない。実際の事例の登場人物として、自分のアクションプランを考える。それが山本ゼミでしか学べないことです。
Q: MBAやビジネス・スクールに興味があるけど、キャリアの話ってあるの?
A: もちろんあります!ケースディスカッションはそれ自体がハーバードを始めとして世界中の多くのビジネス・スクールで行われている授業形式です。回によっては、3時間の初めまたは終わりに山本氏からのハーバード・ビジネス・スクールの紹介や、自身が経営しているミナケアの話もあります。さらに話を聞きたい場合は、懇親会で直接聞いてみることもできます。
いかがでしたでしょうか。各回の詳しい内容をお知りになりたい方は、ブログ記事のアーカイブに2019年度の全10回+出張ゼミ(岡山-9月)の開催報告も掲載しておりますので、どうぞご覧ください。 2020年4月現在、COVID-19の影響で日本橋での通常開催は見通しが立っておりませんが、オンラインでの開催も含めた代替策を検討しております。 日本橋でもオンラインでも、ゼミの場でみなさまにお会いできますことをスタッフ一同お待ち申し上げております。
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